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  • 2016.06.08 Wednesday
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勘違い

勝手に「こうだろう」と思い込んだまま間違って理解していたということに気づいてひとり赤面する,ということがあるものです。最近のそういった事例をふたつ。

1. Les Miserables の歌詞

このミュージカルはサウンドトラックにしても映画にしても何度となく聞いていて,だいたい歌詞はおぼえているつもり……だったのですが,歌詞カードを見ると「あっ間違っていた」というものが見つかりました。

序盤,ジャン・バルジャンの台詞(歌)で

Like a car, I walk the street

という部分があります。

car は貨車の意味があるから「馬車馬のごとく通りを歩いて……」といった感じかな……と勝手に考えていたのですが,ふと歌詞カードを見たら,実際は

Like a cur, I walk the street

でした。!!

cur「雑種犬,野良犬」。そうか!

いやはや……20年以上も間違っていたのかと赤面しました。


2. カイロプラクティック

マッサージのような治療法のカイロプラクティックは,特に深く考えずにエジプトの首都のカイロ (Cairo) かな(ヨガがインド生まれだからカイロプラクティックがエジプト生まれでもおかしくないよね)というようにぼんやり思い込んでいたのですが,ふと辞書を引いてみたら chiropractic。れっきとした英語でした。

chiro- はギリシア語由来で「手」の意の接頭辞で,カイロプラクティックは文字通り手を使って施術するから。

言われてみれば,chirography「筆跡,書体」や chirality「キラリティ,対掌性(右手と左手のような関係で互いに重なり合わないこと)」といった用語に含まれています。エジプトのカイロのはずがない……。


語学では類推は大事だと思いますが,とはいっても類推は間違っていることもあるので,思い込みで勝手に納得して片付けるのではなく,やはりきちんと調べておくことが大切ですね。間違った思い込みは恐ろしい……。いつまでたっても勉強です。

reinforce

組み立て式のデスクを買って,説明書を見ながら家で組み立てました。

「サイドフレームにアジャスターを取り付けます。」
はい,取り付けました。

「バックフレームを組み立てます。」
はい,組み立てました。

「サイドフレームにリーンホースメントを取り付けます。」
……リーンホースメント??

一瞬止まってしまいました。あ,そうか,reinforcement か!

reinforce で「…を強化する,補強する」,reinforcement はその名詞形で「補強,援軍」ですが,ここでは「補強材」くらいの意味なんでしょう。

force「力,強さ」,enforce「施行する」あたりと同源の語で,鉄緑会では高1の長文や和訳問題で複数回登場します。

……しかし,これって「リーンホースメント」なんですかね……。「リーインフォースメント」と書いてくれれば……,いや,単に「補強材」って書いてくれればいいじゃないか……。

なお,デスクは無事組み立て完了しました。

4回転

フィギュアスケートを見ていると,選手のジャンプに合わせて即座に実況が「ダブルアクセル」「トリプルルッツ」「4回転トウループ」……

「シングル」「ダブル」「トリプル」ときて「4回転」となるのはちょっと「あれっ」と思ってしまいますが,これは日本語に定着していないから仕方ないんでしょうね。

4回転は quadruple で,略すと quad ですが,確かに「クアッドサルコウ」「クアドラプルトウループ」などと言われても「んん??」となってしまいそうです。

double, triple, quadruple, quintuple, sextuple, septuple, octuple, nonuple, decuple と続きます。このあたりは以前に2007.6.8「ギリシア語の数詞(1)」2007.6.9「ギリシア語の数詞(2)」2007.6.10「ラテン語の数詞」といった記事で紹介しました。

stain

stain「汚れ,しみ;汚す,しみをつける」という語は,最近では歯磨きなどのCMで「ステイン」という表現が用いらるので,だいぶ日本語に定着しているように感じます。

……と思ったのですが,よく考えたらこの単語はもっと前から日本語に入っていますね。

stainless「ステンレス」は「汚れ・錆(stain)がない(less)」という成り立ち。

stained glass「ステンドグラス」も同じく stain から。ただしこちらの stain は「汚す」というよりは「着色する,染色する」の意です。

「英単語を覚えやすくする」「多少なりとも英語の発音に近づける」という観点では「ステインレス」「ステインドグラス」にしたいところですが,すでに定着している表現を変えるのは難しいでしょうね。

tweetより

Apple の CEO の Tim Cook 氏が,先日の B. B. King 氏の死去の際に次のような tweet をアップしていました。

Heartbroken by the news of the passing of #BBKing. He expressed what we felt like no one else. The thrill will never be gone. May he RIP.

https://twitter.com/tim_cook/status/599224733960261633

職業上,passing がここでは pass away の意であること,like no one else がfelt ではなく expressed にかかること,RIP が rest in peace の略であること,Thrill is gone という曲にちなんだ表現が用いられていること……といった散文的な解説をしたくなるのですが,そういう話はさておいて,訃報を聞いてひとつの時代が終わってしまったという気がします。心よりご冥福をお祈りします。

仮定法

仮定法がらみのおもしろい記事がありました。勉強になります。

http://momekomemo.blogspot.co.uk/2014/11/blog-post_9.html


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FROZEN

ディズニー映画のFROZEN(邦題:アナと雪の女王)がヒットしています。劇中歌のLet It Go(邦題:ありのままで)もヒットチャートの上位に来ていますが,この曲はYouTubeにもアップされています。日本語版だけでなく英語版・歌詞字幕付きもありますので,ぜひ聞いてみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=L0MK7qz13bU

Let It Go の途中で Not a footprint to be seen という歌詞があります。体言止め的に be 動詞が省略されていて,もともとはNot a footprint is to be seen. という文だと考えるとよいでしょう。この「be to 不定詞」は〈可能〉の意味で,「足あとさえ一つも見えない」ということですね。Not a footprint can be seen. や I cannot see a [any] footprint. と書いてもだいたい同じ。

発音も学ぶところがあります。歌のサビの部分の Let it go という歌詞は,「レット・イット・ゴー」といった発音ではありませんね。あえて片仮名で書けば「レリゴー」のように聞こえると思います。let と it はつながって letit のようになりますが,途中の t の音は l のように発音される傾向があり,結局 lelit のように聞こえます。同様に,little という語もたいてい「リルゥ」というように聞こえます。

英語の歌からは実にいろんなことが学べます。好きな曲があればぜひ歌詞を見てみましょう。

sour

中3英語の授業で,taste sour「すっぱい味がする」の sour は「サワー」じゃなくて「アウア」という発音,power,tower なども同様に「アウアという三重母音になる,といった話をしました。「パワー」じゃないよ,「パゥワ」だよ,と。(ブログ上では文字化けが怖いので便宜的に発音記号じゃなくて片仮名で表記しています。)


で,この三重母音の発音に関してぼんやり考えていたのですが,ふと思い当たりました。

「これ,お前のちゃうの?」「ちゃうわ!」といった時の発音に近いのではないか。

おおっ!

どこで切るか,それが問題だ。

仕事柄頻繁に飛行機に乗るんですが,空港の離発着案内でいつも見間違える表現があります。これ。

codeshare (flight)

単に「コードシェア便」のことだというのは重々よくわかっているつもりなんですが,ふと「コゥデスヘア?なんだ?」と見間違えてしまうことが。

code-share なんだけど,なぜか一瞬 codes-hare だと脳が解釈してしまうんですね。どうして同じ見間違えを何度もしてしまうんだろう。


似たような例で思いつくものとしては……

中学生の答案を採点していて buses が分かっていないものがあって驚きました。もちろんこれは bus-es(バスの複数形)ですが,どうも buse-s(ビューズ(?)の複数形)だと考えて分からなかった様子。論外ですが,気持ちは分かります。

英語の話じゃないけど,奈良の近鉄の「田原本線」も最初は分かりませんでした。「○○本線」というと東海道本線とか中央本線のような幹線をイメージするのに,路線図を見るとどう見てもそれほどの路線には見えない。もちろん正解は「田原・本線」ではなく「田原本・線」なんですけどね。

どこで切るかは同時に音の問題でもあるわけですが,このあたりは英語でも日本語でも難解です。


icecream と I scream,man's laughter と man-slaughter あたりは言葉遊びとして有名ですが,「1語なのに切り方で見間違える」といった例がほかにないでしょうか。


p.s.

鉄道路線つながりでいうと,子供のころは「きゅうだいほんせん」もよく分かりませんでした。九大?九州大学?……もちろん久留米と大分で久大本線なんですが,ニュースで音を聞いただけでは分からない……。

あと,「日田彦山線」は「ひた・ひこさん・せん」のはずだけど,ニュースの発音では「ひたひこ・さんせん」のように聞こえる気がします。

Piano Man

Billy Joel の昔の曲 Piano Man に次のような歌詞があります。

Now Paul is a real estate novelist
Who never had time for a wife

for a wife の部分,a か the (his) かで意味がずいぶん変わりますね。未婚か既婚かまで変わる。

こういったところを見つけると冠詞って面白いなあと思います。


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